くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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漢映画にはぴんと来なかった私でも
こっちなら分かったお。
![hotfaz.jpg](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/7f1be5a0fed7ab44ddd8e6a17783effd/1230539893?w=250&h=250)
ホット・ファズ!
いやー待ちくたびれた。やっと観れましたよ。
そのあまりの有能ぶりを上司から妬まれて、ド田舎のサンドフォート警察署に飛ばされたエンジェル捜査官。やる気の無い同僚に囲まれてストレスの溜まる日々だったが、次第に田舎町で奇妙な事件が起こり始める。気の良いデブの相棒、ダニーと協力しあい エンジェルはサンドフォートを守れるのか!?といった感じのお話。
エンジェル捜査官は頭の固い熱血ポリスで、警官なのに「バッド・ボーイズ」も「ダイ・ハード」も観た事が無いし、酔うのが嫌だからと 街で唯一のパブに行ってもラガーではなくクランベリー・ジュースを飲む。こんな人間なので、田舎でのんびりやってるルーズな同僚とうまくいく筈が無い。都会から来たエリートに向けられるやっかみ、嫌味、いやがらせにも屈さず自分のやり方を通そうとするエンジェルに対し、相棒のダニーは肩の力を抜け、とアドバイスする。このシーン、凄く好き。
「あんたはいい刑事だよ ただ切り替えを覚えなきゃ 頭が固すぎるよ」
「それが問題だ やり方が分からない」
「教えてやる」
そう言って、ダニーはクロゼットの扉を開く。と、中にはずらりと見事に並んだDVD!ダニーは筋金入りの映画オタクだったのだ。彼はエンジェルに、秘蔵のDVDコレクションの中から「ハートブルー」と「バッド・ボーイズ2」を選び、パッケージを見せて聞く。
「どっちにする?」
「俺に合いそうなのは?」
「そうじゃない、どっちを先に観るかって聞いてんだ」
「…マジかよ」
ちなみにハートブルーってのはキアヌリーブス主演のアクション映画。
この劇中にある、キアヌリーブスが友人である銀行強盗を撃とうとするが、結局撃てずに叫びながら空に向かって銃を連射するシーンがダニーのお気に入り。
この映画の舞台、サンドフォートは本作の監督であるエドガー・ライトの故郷がモデル。
劇中で大銃撃戦の舞台となるスーパーマーケットは、実際彼が働いていた店を使って撮影したとか。
事故が多いかわりに事件など全くといって良い程起こらない街、サンドフォートで、「父親も警察官だったから」という理由で警官になり、退屈な業務とパブ通いとアクション映画だけの日常を送っていた彼は、ロンドンから来た敏腕警官、エンジェルとの出会いにより生まれ変わる。
もちろんエンジェル自身も、ダニーとの出会いによって変わって行く。この2人が互いに影響を受け合い、大事なことに気付いていく過程がとても丁寧に描かれている。この映画が爆発、銃撃、ギャグ満載の完璧娯楽作品でありながら これほどまでに評価が高いのは、ストーリーや伏線の回収、脚本がきちんと練られているからだと思う。
とはいえ基本はギャグ映画。そのギャグも非常に細かい。カメラアングルから間の取り方まで、まさに絶妙。
しょっぱなのエンジェル警察官がロンドンの上司から転勤を命ぜられるところから既に爆笑であった。
正月に超お勧めのハイテンションムービー。って感じでお勧め。すぐ観て欲しいです。
同監督のジョージ・A・ロメロリスペクトなゾンビ映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」も既に予約済み。観たらまた何かしら書きます。
ホット・ファズ~俺たちスーパーポリスメン ☆☆☆☆☆
しかしこの邦題は 俺達シリーズの影響を受けているのか人気にあやかろうとしているのか。どっちにしろ初めてこの題名見て借りた人は実際観てみて「ウィル・フェレルが出てないじゃないか!」とか怒り出したりしないんだろうか。それにしてもこういうコメディ映画の邦題ってことごとく酷いなぁ。「スーパーバッド~童貞ウォーズ」みたいだ。そういえば「スーパーバッド」も男子映画だよね。
関連エントリ
私が分からなかった漢映画について
→漢映画を見て思う 「エグザイル/絆」
こっちなら分かったお。
ホット・ファズ!
いやー待ちくたびれた。やっと観れましたよ。
そのあまりの有能ぶりを上司から妬まれて、ド田舎のサンドフォート警察署に飛ばされたエンジェル捜査官。やる気の無い同僚に囲まれてストレスの溜まる日々だったが、次第に田舎町で奇妙な事件が起こり始める。気の良いデブの相棒、ダニーと協力しあい エンジェルはサンドフォートを守れるのか!?といった感じのお話。
エンジェル捜査官は頭の固い熱血ポリスで、警官なのに「バッド・ボーイズ」も「ダイ・ハード」も観た事が無いし、酔うのが嫌だからと 街で唯一のパブに行ってもラガーではなくクランベリー・ジュースを飲む。こんな人間なので、田舎でのんびりやってるルーズな同僚とうまくいく筈が無い。都会から来たエリートに向けられるやっかみ、嫌味、いやがらせにも屈さず自分のやり方を通そうとするエンジェルに対し、相棒のダニーは肩の力を抜け、とアドバイスする。このシーン、凄く好き。
「あんたはいい刑事だよ ただ切り替えを覚えなきゃ 頭が固すぎるよ」
「それが問題だ やり方が分からない」
「教えてやる」
そう言って、ダニーはクロゼットの扉を開く。と、中にはずらりと見事に並んだDVD!ダニーは筋金入りの映画オタクだったのだ。彼はエンジェルに、秘蔵のDVDコレクションの中から「ハートブルー」と「バッド・ボーイズ2」を選び、パッケージを見せて聞く。
「どっちにする?」
「俺に合いそうなのは?」
「そうじゃない、どっちを先に観るかって聞いてんだ」
「…マジかよ」
ちなみにハートブルーってのはキアヌリーブス主演のアクション映画。
この劇中にある、キアヌリーブスが友人である銀行強盗を撃とうとするが、結局撃てずに叫びながら空に向かって銃を連射するシーンがダニーのお気に入り。
この映画の舞台、サンドフォートは本作の監督であるエドガー・ライトの故郷がモデル。
劇中で大銃撃戦の舞台となるスーパーマーケットは、実際彼が働いていた店を使って撮影したとか。
事故が多いかわりに事件など全くといって良い程起こらない街、サンドフォートで、「父親も警察官だったから」という理由で警官になり、退屈な業務とパブ通いとアクション映画だけの日常を送っていた彼は、ロンドンから来た敏腕警官、エンジェルとの出会いにより生まれ変わる。
もちろんエンジェル自身も、ダニーとの出会いによって変わって行く。この2人が互いに影響を受け合い、大事なことに気付いていく過程がとても丁寧に描かれている。この映画が爆発、銃撃、ギャグ満載の完璧娯楽作品でありながら これほどまでに評価が高いのは、ストーリーや伏線の回収、脚本がきちんと練られているからだと思う。
とはいえ基本はギャグ映画。そのギャグも非常に細かい。カメラアングルから間の取り方まで、まさに絶妙。
しょっぱなのエンジェル警察官がロンドンの上司から転勤を命ぜられるところから既に爆笑であった。
正月に超お勧めのハイテンションムービー。って感じでお勧め。すぐ観て欲しいです。
同監督のジョージ・A・ロメロリスペクトなゾンビ映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」も既に予約済み。観たらまた何かしら書きます。
ホット・ファズ~俺たちスーパーポリスメン ☆☆☆☆☆
しかしこの邦題は 俺達シリーズの影響を受けているのか人気にあやかろうとしているのか。どっちにしろ初めてこの題名見て借りた人は実際観てみて「ウィル・フェレルが出てないじゃないか!」とか怒り出したりしないんだろうか。それにしてもこういうコメディ映画の邦題ってことごとく酷いなぁ。「スーパーバッド~童貞ウォーズ」みたいだ。そういえば「スーパーバッド」も男子映画だよね。
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私が分からなかった漢映画について
→漢映画を見て思う 「エグザイル/絆」
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