忍者ブログ
くしゃみしたらヘッドホンはずれた
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



つってもあんまりここ来る人でこれ大好きな人っていなそーだけど
まあこれがどんくらいの規模で流行ってるか分かんないし
でもこれ好きな人って大体若い人でしょ?
ってここ来る人が若くないって決めつけてるみたいになってることこそが地雷か★も★(ペロリ)


え?これって何のことだって?

これはこれですよ。これ。

614zPH-fl7L__SL500_.jpg


ヘ!タ!リ!ア!

ヘタリアとは→はてなキーワード


前代未聞の国擬人化コメディ!
「彼」と世界の愉快な仲間達を描いた、ワールドワイドなヘタレストーリー。
戦いには弱いが、陽気で憎めない「イタリア」と、厳格できまじめな「ドイツ」を中心に
「日本」「イギリス」「アメリカ」「フランス」などの人物が、
歴史的出来事や国民性にちなんだやりとりをくり広げるショートギャグ。



存在自体は知ってたんですが当然のごとくノータッチ。
こないだちらっと2ちゃんのアンチスレなどを見たので、もう一度改めてちょっと読んでみました。


こっからファンは立ち入り禁止!




私個人としては、日本人特有の無頓着さというか、良く言えば無邪気、悪く言えば無神経。みたいなところって、それほど嫌いでもないです。
国としてのそれなりに長い歴史の中で、植民地的な支配や宗教戦争、人種差別などの、今世界中で起きている内戦や戦争の火種となっている事柄から自由だった故か、他国の人々が有している、簡単に言うなら「愛国心」というやつが物凄く希薄。でもそれは要するに、危機に晒されなかったから、なわけで、ありていに言えば人種、民族としての団結を強いられない状況にあったんじゃないかと思う。まあ、他国と比べてね。
陸続きの強国が攻めてくるわけでもなければ、カルトな隣国の人らが改宗を迫るわけでもない、そういう環境が現在の、自己主張が薄くて積極性に欠ける、長い物に巻かれがちな、臆病な平和主義者たる日本を作り上げたのだと考えれば、これ別に悪い事じゃないんじゃないか。と考える訳です。まあ問題があるとしたら世界情勢に対する関心の薄さとか、色々あるけど。それは後ほど。

そういう意味で、この漫画のブームって物凄い日本的だなあと感じるわけですよ。
一つの国を、一人の人格を有した人間としてキャラにして、なおかつ彼らを絡ませて遊ぶ漫画。
で、戦争とかはうまくよけて描いてんのかと思ったら、結構ネタにしてるから驚いた。
なおかつ国と歴史上の人物を絡めたりもありらしい(ジャンヌ・ダルクとフランスが喋ってたりマリア・テレジアがオーストリアをしごいてたり)。
なんつーか 物凄い無邪気。何だろう、例えば「サウスパーク」とかだと、その表現が持っている毒を理解した上でバシバシとクリティカルヒットを決めていくんだけど、「ヘタリア」は物凄い毒針を自分でも知らずに装備したまま、ぺちぺちとぬるい攻撃を延々と繰り返す。んで時々それが洒落にならない急所に入って周囲を騒然とさせる。みたいな。

んで、私は先述の「日本人らしさ」が有する問題点っていうのは、他者(他国)から見た視点や思想について非常に無神経になりやすい点と、そこから来る「平和ボケ」だと思う。
例えば宗教的対立で数十年も内戦が続いている国に対して、日本人ってのは割とあっさり「そんな事したって何にもならないのに」って言えちゃうと思うんですよね。何で宗教が違うってことが人殺しにつながるの?って。理解できないと思うし、理解できない事それ自体はさっきも言ったように決して悪い事ではない。
でもそれを、実際に内戦で親や子供を殺された人たちに対して言えるか?って言われたら、言えないわけです。言ってはいけないわけです。

で、この漫画がしてる事ってのは、過去の戦争や争いや策略、その他もろもろについて、非常にニュートラルな視線で「何やってんの?」って突っ込んでるのに他ならないと思う。
でもそもそも、歴史を振り返る上でのニュートラルな視点そのものが怪しい。
歴史ってのは多面的なものだから、あらゆる角度からの見方が存在するわけで。
多面的ってのはつまりどの側面も必ずどっかしらに偏っているということだから。
ニュートラルな視点てのは、要するに中立でも客観でも何でもなく
単に「他人事だと思って見ている人」の視点なんじゃないかと思う。
んで、その他人事を繰り広げる面々の中に「日本」も入っちゃってるってのがそこはかとなく日本人らしいなと思うわけです。自国の話さえ他人事…という。

まあ、何ですか、そういう事も含めて、日本人にとっては世界ってこーゆー風に見えてんのか…と、ある種バカ世界地図を眺めるようなぬるい視線で外国の方々に読まれちゃってたりしたら、割と立ち直れませんよね。ていうお話なんですが…そんな事になっちゃうと、日本人だって賢いオカマもいればバカな公務員もいらあ。って言いたくなってしまうので、やっぱり一つの国を一人の人間に置き換えるのはかなり無理があるよなあ。と思いつつ更けゆく春の宵でございました。


でも一番の問題はこれが漫画として全く面白くないという点にあると思う。
あとホモ描写が絶妙に気持ち悪い。
特に「ちびタリア」は手に負えない程作者の媚びが痛々しいので興味ある人はぜひ見てみてください。
んで読んだら感想教えて。

PR
COMMENT FORM
NAME
URL
MAIL
PASS
TITLE
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
TRACKBACK
TRACKBACK URL > 
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
ブログ内検索
参加しています
モバビス
最新CM
[05/14 Backlinks]
[11/15 かんりびと]
[11/13 ベアール]
[11/10 カンリニン]
[11/08 ベアール]
最新TB
心に本棚を作れ!
メルフォ
アクセス解析
バーコード
忍者ブログ [PR]
"うらもち" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.