くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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2回連続で記事が消えたマドンナの元旦那が作ったまともにかっこいい映画はスルーして、その後に観た全然まともじゃない上にかっこいいかどうかも分からない映画について書きまする。
もともと私はこー見えても女なので、男汁ギンギンの世界観が屋台骨を支えているような、結構チャチな、安っぽい、いわばありがちなサクセスストーリーに「男」という名のゼラチンをふりかけて力技で固めたかのような、男同士の友情!とか兄弟の誓い!とか背中を任せあう仲!とかそういうグルーブ?バイブ?からは最も遠い所にいる者として責任を持って「ごめん あんまわかんない」とライトに且つ確実にNOを突き付けることには定評があります。
ここで触れたように、世の男どもがこれを好きなんだろうなってのは分かる。男同志って良いねえ楽しそうでさ。とも思う。でも残念ながら分からない。何故って自分が女だから。という諸事情に加えて、自分がこれを「分かる」って言っちゃダメなんだろうな。ってのも正直な気持ちだ。だってこれは男たちの物語なんでしょ?男同志の、友情、絆、そういったもんを描いた映画なんでしょ?それに女である自分が土足で踏み込んでって、男たちが組んでる円陣に割って入り無理やり自分も一員になろうとしちゃ ダメでしょやっぱ。人間は空気を読む生き物です。せっかく男の子たちがキャッキャ言いながら一体感を味わってるところに女が入ってって 良いよねー!凄い分かる!ほら、私も結構男の子っぽい趣味の子だし(笑)少年漫画読むし(笑)結構女の子と話してても、「何か男の子みたいだよねー」とかいわれちゃうんだよね!だから仲間に入れて!とかのたまったら、あれでしょ。台無しですよ。
なので今回も私は空気を読もうと思う。三池崇史監督作品!主演哀川翔!と竹内力!どこをどう切っても男印。うん。分からん!!全然どこが良いのか分からん!
ただ今回が前回(エグザイル/絆)と違うのは、果たしてこの作品が「男の好きな映画」なのかどうかさえ分からないという点である。
舞台は24世紀の横浜。一人っ子どころか「子作り禁止政策」が敷かれた独裁体制の下にあるこの街に現れた謎の男(哀川翔)。ガラの悪い男(竹内力)に率いられた武装軍団(警察らしい)に包囲された子供を救うために立ち上がると、警察官の一人が放った弾丸に手をかざした。握ったその手を開くと 弾丸がぽろりと落ちる。それを見た竹内力が一言。
「レプリカント…!!」
まさかのブレードランナー。
ここで噴いた。
全くレプリカントに見えない哀川翔
まあその後は戦闘あり裏切りあり擬似家族ありでなかなか堪能できるのですが、そんな積み重ねもラスト数分でぶっ飛ぶ感じ。多分こういうのを狙って作ってるし、狙ってる割にはあざとくないのも意外と好感が持てました。
こんなとんでもない話なのにストーリー構成には矛盾がないのも好印象。
何よりブレードランナーでは実現しなかった「レプリカントVSレプリカント」をクライマックスに持って来ているのが良い。
その結末については何も言えねーけど。
あと、他のキャストほとんどが中国語?をしゃべってて、哀川翔と竹内力は日本語をしゃべってるのに、何の説明もなく会話が通じているのも良かった。妙な説明入れたり、へたくそな日本語やへたくそな中国語をしゃべらせるよりよほど良い。こういうとこは意外と映画的だよなー。映画そのものは全然映画的じゃないのに。
つーことで。まとめますと。
面白くはないです。ただ、印象は良い。なんつーか、嫌いじゃない。って感じ。
んでもう分かるか分からないかって話では別にこれ「男だから分かる」とかじゃないな…男の人でもこの結末に唖然とする人はするだろうし 怒る人もいれば、笑って許せる人もいると。そういう感じなので、逆に女性も安心して観れる漢映画かもしれない。…ただ別に面白くはないよ。(しつこい)
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