くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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群青学舎。
そういえばそろそろ3巻出るんじゃないのか。
知らんけど。
魔法の・・・スティック系・・・・
(かわかみじゅんこ)
群青学舎 2巻 (2)が出てたので購入した。いやぁー、この人はすごいねえ・・・・セルフプロデュースが上手いというかマーケティング能力が高いというか、自分の描ける世界観が一体どんな人間に受けるのか、そんでその人達は一体どんなもんにときめくのか、どういうタイミングで萌えるのかがよくわかってんでしょう。或いは単純にセンスが良いのか漫画が上手いのか。・・・何なんだろう。まあ簡単に言うとかなりあざといですよ。でもあざとくやろうとしながら失敗してる漫画も数限りなくあるなかで、これは多分成功ってやつなんじゃないかと思います。成功してるってことは、つまり面白いってことです。
しかしどこがどう面白いかと聞かれると難しいのだ。良いところ・・・いや絵は上手い。すごく上手い。しかしストーリーなんてものはほぼ無いに等しいわけで、じゃあキャラクターが生きているのか?と言われるとそうでもない気がする。というか私は結構この人の書く女の人が嫌いだ。不思議ちゃんぶってんのが多いんだ。ほんとは美人なのにボサボサ頭で眼鏡かけてすっぴんでオーバーオールに麦藁帽子で彼氏の会社に押しかける「ピンク・チョコレート」の三也子(右および下図)とか、口についたケーキのクリームを拭った彼氏の指を猫のように舐める「時鐘」のエリ(下の下図)とか、何か不思議ちゃんぶってるってだけじゃない、もう一個どっかにイラつき所を持っている。
気がする。
はいはい天然天然
はいはいかわいいかわいい
なんてーか不思議ちゃんぶってる世の中の女性たちというのは、言ってみれば自分自身を変えたくて、というか簡単に言うと「ストレートじゃ勝負できないから変化球」みたいな、そこはかとない気の毒な理由から不思議ちゃんの仮面をかぶってるんだと思うんだけど、先述の三也子やエリは違うのだな。自分の持っている自信ゆえに不思議ちゃんなのだ。つまり「ぶってる」んじゃない。本物の不思議ちゃん。いや逆か?数ある変化球のうちのカーブ。みたいな。他の球でも勝負できるからこその余裕。そこがいやらしい。いやらしいていうか人間失格。こういうのを俗に「小悪魔」というのでは?と個人的には思う。でもこれが小悪魔なんだとしたら、男が小悪魔に弱いなんてのは嘘だな。とも思う。こういう女が、いかにもどこを見ているのかわからない目できょろきょろぱちぱちしていたかと思ったら不意に無防備に顔を覗き込んできたりして、そんでその距離感にドキッとしちゃって、みたいな展開に男が弱いとするなら、そりゃちょっと男性をみくびりすぎなんじゃないですか。とはいえこういう女がこの人の漫画ではしっかりモテてるわけで、その点から言って私はこの人が書く男ももちろん好きじゃあない。しかも先述の「ピンク・チョコレート」に出てくる三也子の相手役なんぞは大学院上がりで男前だけど無愛想で無口で自炊派で世話好きだったりするのである。もうやってられん。そんな同人設定はどうでも良いんだ。
・・・・なんだかここまで書いて、読んでる人はきっと「嫌いなんじゃないか」と思ってんだろうなあ。でも違うんだ。結構好きなんだ。ただ、なぜ自分がこれを好きなのかわかんないんである。というかこんなこと書くつもりじゃなくてほんと素直に好きなところを書くつもりだったのになあ。何でこうなっちゃうんだろうほんと頭弱いなあごめんなさい。ということで次回は素直に好きな話を紹介したいと思います。いやほんとに好きなんだよ(っかしいなあ)
つづき。
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