くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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ここ数日何回か述べました通り
意識的に三池崇史作品を続けて観ておりました。
D.O.A FINAL→龍が如く→殺し屋1と来まして
ある程度生れながらの探究心が満足したかな。というところで
メインディッシュ級のデザートが偶然にも私を待ち受けていた訳です。
スクリーンという名の皿に乗って。
これだ!
ヤッターマン!!!
えー私自身はドンピシャ世代ってわけでもないんですが、まあ人並み程度に知ってるって感じで。他に特に観るもんも無かったし、ちょうど良いので観てきましたよ。
いやーもーなんつーのかさーーーーー
三池崇史の映画ってどれもこれも結構異質なので、当たり外れが大きいというか 空振りかホームランのどっちかというか しかも一つの作品が空振りなのかホームランなのか、観る人によって意見が分かれるという曲者だ、というのが基本的な評価。日本のミスターロールシャッハと言えよう(言えない)
んで、私の乏しい三池経験から言うと
スキヤキウエスタンジャンゴ ★★
殺し屋1 ★★
龍が如く ★★★
D.O.A FINAL ★★
まー総じてこんな感じ。平均星2つぐらいか。
ただ、上の作品すべてに共通して言えるのは、なんていうか「嫌いになれないなあ」感でして。
面白いか否かって言われると上の評価になるんだけど、じゃあ嫌いか?とか 二度と観たくないか?って言われると、「いやそんなことはない」みたいな。
もっかい観ても良いなあ。
テレビでやってたら観ちゃうなあ。みたいな。そんな具合。
んで「ヤッターマン」ですが。
うん。結構面白かったよ。
とにかく作り込まれた画面が凄かったのと、下品で馬鹿だったことがポイント高い。
お金かけてくだらない事をやる人は好きです。
ヤッターマンという題材にも、この姿勢は非常に合ってた。
もちろんジャニーズなのに中学生の腿に吸いついた桜井翔も凄いです。冷遇され続けても負けないアイちゃん(福田沙紀)も良かった。今考えるとこの映画、ドロンジョ以外の女の子は扱い的に酷かったな。まあドロンジョはドロンジョで可哀想な事になったりもしてたけどさ。
常々思うのは、「子供向け」=「低レベル」ではないのだということ。
なおかつ「原作が漫画・アニメ」=「子供向け」という数式が、日本の映画業界には定着している気がしてなりません。
今はこういう時代ですし、日本はこういう国ですので、漫画なんてそれこそ子供から大人まで読んでる訳だし。
原作が漫画だから、アニメだから、子供向けの映画を作る。なおかつ子供向けってことは要するに「大人が観ても面白くなくても許される映画だ!」…って本気で思ってるとしか思えないよな作品が恥ずかしげもなくちらほら上映されてるのでほんとびっくりですよ。まさかだよね?力及ばず駄作になっちゃってるだけだよね?
ほんといろんな意味でやりきってる日本映画にはあまりお目にかかれない昨今(特に漫画やアニメが原作となるとほんと9割は駄作なので嫌になる。アメリカにおけるアメコミ映画のクオリティと比べると泣きたくなるわ)
この「ヤッターマン」は結構観ててすっとしました。
三池流デザート、まことに美味しゅうございました。
割とお勧め!
追記
この後「クローズZERO」も借りて観たんですが、こっちもなかなか。
小栗旬って人を初めて「かっこいいかもー」と思いました。
こっちもお勧め!
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