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くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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正直に言って私は「ROOKIES劇場版」なんかを観に来る人たちに対して「へっ」とか思ってた。相当馬鹿にしていた。
そもそもがテレビドラマ→映画化 という流れは昨今の邦画界を蝕んでいる悪しき金儲けメソッドだと思っていたし(これに関しては今もそう思っているけど)、そんな安易なやり方にあっさり釣られてホイホイ映画館に足を運ぶドラマのファンに対しても「馬鹿なんじゃないだろうか」と心の中で毒づいていた。「感動したー」とか「泣いたー」とか言ってる人たちを、苦虫噛み潰した顔でとっくりと眺めたい衝動に駆られた事もあったかもしれん。てか実際そんな顔で見た事もあったかもしれん。わからん。忘れた。

ありとあらゆる映画批評ブロガーやネット映画評論家の皆様が口々に「つまらん。見る価値なし」と言いたいところを二重三重にオブラート的なものでくるんで(という風に私には見えたってだけで皆様の真意など測りようもありやしませんよ念のため)「ドラマの最終回としては面白い。ドラマを見ていない人は、映画館に行く前にDVDでドラマシリーズを予習しましょうね」なんつう誰も傷つかない代わりに誰にとっても面白くも何ともない感想を口にしているのを見るにつけ「そんなにドラマが見たいなら家でDVD見てろ」と鼻で笑いつつ呟いていたわけです。

でも謝る。私は間違ってました。
いや間違ってなかったかもしんないけど、少なくとも私にROOKIESファンを笑う権利はありませんでした。




「やっぱこれ楽しむ為にはアニメ+映画2本観とかないと駄目だよなあああ!一応全部追っかけといて良かった!これは今までエヴァを追っかけた人たちに向けてのご褒美だよねえ!」

って「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観て思ったから。思考の流れを言語化してみて予想以上のキモさに震えました(実況)。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」に続く新シリーズの2作目である今回。前回の「序」が旧TVシリーズに割と忠実なストーリーで描かれていたのに対し、今作ではこれでもか!と言わんばかりの変革。フェイント。そして破壊。その中で最も大きく変化していたのは、登場人物たちの人格である。
例えば、お弁当を勧めた綾波に「お肉は嫌い」と言われても、今回のシンジはめげない。
「じゃあ、お味噌汁なら食べられるだろ?」
「……おいしい……」

おおお!コミュニケーション能力が上がっている!!
そもそもみんなのために弁当を作るシンジが奇蹟。
ていうかレイが「おいしい」とか!あああ!良かったねレイ!
アスカもふつーに食べて「意外と美味しいわね」とか言ってたよ。
弁当みんなで食べてる様子が凄い良かった。なんか…
ひょっとして今回はみんな幸せになれるんじゃないか?と期待してしまった。
エヴァなのに……!くやしい…!(ビクンビクン)

そう、今回の映画が今までのエヴァと違うのは
物語全体を包み込む「健全オーラ」。
たとえ!たとえあと2回でこの雰囲気が完膚なきまでに叩きのめされるとしても!
それでも良い…今はこの幸福感に浸っていたい…

まー、あと映像がきれいとか動きすげーとかは
当然のことなのでわざわざ言いませんがですね。
良かったよほんと。
冒頭であんなこと言いましたが、今までエヴァに触れていない人でも、序をDVDで観て、破を映画館で観るだけでも十分楽しめる筈です。
ほんとオススメ!


関連エントリ

んでいざ観に行ったらこの言い様なので
きっと友達にはなってくれない。
役者に罪は無い… 「ROOKIES 卒業」

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