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くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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最近のブームで邦画が大量に発表されている中に「映画自体が面白いか面白くないか、じゃない映画」が多すぎて戸惑うわ。

あらすじ
十人ギリギリの寛政大学陸上部が、キャプテンの決意と彼を信頼する仲間達の努力で見事、夢の箱根に大手をかける!以上!


とはいえ、撮影に先駆けて実際のランナーに劣らないトレーニングを重ねた出演者の人達は凄いと思います。
どのキャストも走りのフォームが綺麗で良かった。説得力のある画でした。

ただ致命的なのがストーリーとしてあまり際立つものが無い点。これはそもそも「駅伝」というスポーツがドラマチック過ぎるのも敗因の一つではないか。
劇中の箱根駅伝で起きた事全部実際に毎年起こってるもんね。

とはいえ今11月だから、あと2か月後には箱根駅伝やるし。お、ちょっと本物見てみるか。なんて人がいたら万々歳じゃないですか。ただ駅伝って凄い長いからやっぱり見てる内に飽きてくるんだけど。


まあ、総合して考えるにあらゆる意味で「ファンのための映画」だったかなと思う。キャストのファンか駅伝のファンか原作者のファンか。ファン以外の人間を引き寄せる力はあまり感じなかったかな。
演技が良かったのはやっぱりハイジを演じる小出恵介。ハイジって人が物凄く良い人、それも観てる側にあまり温度として伝わって来ない良い人の役で(っていうかこの映画全てに言えるんだけど、登場人物がどんな人間なのかとか、この人たちがどんだけ信頼しあってるのかとかがあんまり観客に伝わって来ないんだよ)、めったに怒ったり慌てたりしない懐の広い人間なんだけど、そういう、いわば底の見えない良い人を、いかにも「良い人」顔の小出恵介が演じる事で 逆に物凄い裏の顔を観てる側に想像させるという試みに成功してました。(言いがかり)
私、小出さんはすっげ悪い人の役をやれば良いと思います。一度。


あと原作者が原作者なんで、陸上部の面々を見ながら「あるんだろうなー、原作者公認の公式カップリング」と思ってしまうのは仕方あるまい。とりあえずニコチャン先輩とユキはガチだな。


でもこの映画を観る限り、男だけのコミュニティ内に生まれるかっこよさ、心地よさはあんまり上手に演出できていなかったように思う。かといって、女が夢一杯に描いた男の世界特有のべたべたした感じも無かった。まあちょっと台詞がべたついていた気はするが。何て言うんだろうか、男の世界にも(限られた)女の世界にも振り切っていない、不思議なバランス感覚。洋食屋の娘が分かりやすく女モブとして描かれていたのには笑ったけど。「すごい、この人たち…」とか「私は、アオタケ(注:陸上部専用の寮)には入れそうもないから…」とか物凄いわざとらしい台詞を言わされていて不憫でした。またそんな台詞を吐かざるを得ない程男達の団結が凄い事になってるのかというとそうでもない。割かしニュートラル。


まあ駅伝ってこんなもんだよ。というお話って理解で良いんだと思います。さほど鼻につく事も無く、淡々と観れたかな。
ただちょっと長いね!
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