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くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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前回の更新から半年弱経っているだと…(ざわ…)


しかも前回がスマホからのテストだと…(ざわわ…)



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ひっさしぶりにアクセス解析見たら怒涛の勢いで「モテキ サブカル」という検索ワードが並んでいるので何かと思ったらそうか 映画化か。
今ちょっと忙しいんで映画館にすら行ってないけど
暇が出来たら観に行くかもしんないけどやっぱ分かんない。
いや、読む本も山のようにあるしさ…こう見えても真剣なんですよ私。アホはアホだが。


関連エントリ
こちら→ドラマ「モテキ」のサブカル志向が鬱陶しい件





おほほ。御無沙汰をしております。
のんべんだらりと生きておりますよ。

ここ数ヶ月、小説を書いてそれをブログにアップするという
私自身と少数の読者(あくまでおこがましい物言いを選びました)にとってはそよとも心が揺れぬであろう作業に没頭していた為、こちらのブログでは更新がおろそかになっております。
全く申し訳ない。
嘘です。
申し訳ないなんて思っちゃおりません。
だって別にこのブログ私どなたかに頼まれて
やってる訳じゃありませんからね!
このブログを覗くのが楽しみで楽しみで!
なんて人はいませんからね!

じゃあ何で書くの。
という話ですが うーん。何でだろう。

まあ、こういう、何と言ったら良いか
特に何!という目的を持たないブログをやっていてそれがある程度の長さ、厚みみたいなものを持ち始めるとうっかりこのブログが存在する理由、とも呼ぶべくものがひょっとしてあったりするのかしないのか、と考えたりもするのですが存在する理由というのはつまり、このブログが誰かの役に立っているのかいないのか、というただ一点であると定義するならば、これが意外とあるような気がするのです。
ぜんっぜん更新してなくても、アクセス解析見ると結構色んなキーワードで此処にたどり着いてる方がいらっしゃいますし。まあアクセスした結果その方の望む情報を得られたかは知りませんけど。

そんで今日も、ひょっとしたらあるかもしれない世のニーズに答えるチャンスを増やすべく一筆書きに参りました。
というのは建前で単純につい一昨日から昨日にかけてが楽しかったので自慢しようと思って。

まず一昨日なんですが、ずっと行きたかったけど何となく行かなかった新宿ゴールデン街に行ってきましたー。わーいわーい。ブッライー!(訳:無頼)


まず串揚げ屋「どんがらがっしゃん」で腹ごしらえ。
冷やしトマトを皮切りに、にんにくぎんなんハムカツ揚げぎょうざ、仕上げにアイスクリーム揚げをダバダ火振で飲み下し、ブルーハーツファンのマスターにお勧めのお店は?と聞いたら
マスターの友達がやってる「音吉」に案内してもらいました。
こちらで世にも珍しいコーヒー焼酎ミルク割を飲みながら、高田渡のライブアルバムにうっとり。心からうっとり。何て素晴らしいシンガー!!
声といいメロディーといい、酒に合うんだこれが…
丁度お店にいた常連さんに高田渡とはどういった人物かぽろぽろとお話を聞きながら酒と曲に酔い痴れる。
飲んでる内にお向かいの店のマスターから差し入れ(キムチ豚肉)を貰い、そのマスターも席に加わりフォークソング談義。
心地よい空間でした。音吉カレーもうまし。

そこを出て勢いで三軒目。ママがシフト制の店「シャドウ」へ。
雇われママ超びじんwwwww
お通しのピザトーストうめえwwwwwww
お勧めのチーズオムレツうめえwwwwww
お客さんマジ夏目漱石ファンwwwwww
話おもれえwwwwww
もう一人の後から来たお客さん歌うめえwwww
井上陽水のまね輝きすぎバロスwwwwwww
笑いすぎてほっぺ痛くなったあたりでお開き!

んでカラオケボックス入って気付いたら寝てた。
動き始めた京王線に乗って従姉妹んち行って昼まで眠る。

次の日!
シズラーでサラダを貪り食った後、再び京王線と地下鉄を乗り継いで千駄木へ。
この谷中、根津、千駄木のあたりは不忍ブックストリートと呼ばれていて、古本屋や一風変わった品揃えの本屋が多く、本好きにとっては第二のメッカ(一番のメッカは神保町)なのです。
此処にある中でも一番か二番には(多分)有名な「往来堂書店」に行く!というのが目的。雨だったのと時間制限があったのでここ一択。
いやもうHPを見ている内に欲しい本がざくざく出てきてしまって…我慢できず来訪を決意したのでした。

そもそも以前からこの不忍ブックストリートで行われている「一箱古本市」にずっと興味があったにも関わらず
仕事の都合でどうしても行けない…!という日々だったのです。
せめて本屋には行こう。と思っていたのですが、今回漸くその念願がかなった形。

で、足を踏み入れたらそこには天国が!!

栗原裕一郎「<盗作>の文学史」!
「尾崎翠集成」!
金井美恵子のあれこれ!
ああ、稲垣足穂も!
ぎゃっ、高野文子の漫画もこんなに!
ぐえー、アゴタ・クリストフの「悪童日記」以外の著作まで!

(ぐったり)

決して広い本屋ではありませんが、
そこには新旧関わらず、「読むべし!」という心意気で集められた名著が所狭しと並んでいて、文学ファンもそうでない人も歓喜すること必至!

全てに手を出したい衝動を抑えて当初から買う予定であった山田風太郎の「青春探偵団」を買いました。
なんと表紙絵は黒田硫黄!これを読み終わったらまた行こう…

此処で不忍ストリートマップを入手。
今度は日暮里駅から谷中銀座を下る流れで行くぜ!


ということで非常に有意義な休日だったのでこの幸せを皆さんにもお裾分け。という建前の自慢でした。
へへーん羨ましいだろう!


そんなこんなで本ばかり読んでおります。
また面白い本あったらお勧めという建前の自慢をしに来ます。


 



恐ろしい程に無沙汰をしております。
これで私が少なからず有名な人間であったなら
死亡説が囁かれる程度には無沙汰です。
またおめおめと戻って参りました。
すいませんねどうも。

最近映画を観る本数はめっきり減りましたが
(近所にある映画館は軒並み経営を自粛しているので)
相変わらず何らかの形でぽつぽつと観てはいる日々です。
今回の作品は録画したやつ。

あらすじ

銀行と製糸業を営み、美術品の蒐集を趣味としていた父を持ち、
幼い頃から絵画に親しんだ真知寿(まちす)は、当然のように画家を将来の夢として成長する。
が、父の会社が経営破綻。倒産に追い込まれた父が芸者と首を吊ったところから裕福な生活は一変する。
家・家具もろとも差し押さえられ、身一つで追い出されてしまった幼い真知寿と母。
母は亡き夫の弟夫婦に真知寿を預け、さびしい崖から身を投げて死んだ。
叔父夫婦の家から養護施設に送られ、早くに自立して新聞配達で生計を立て始め、
それから働き通しの日々。
そんな中でも、真知寿は絵を描き続ける。
結婚しても子供が出来ても
中年になっても、なお芽が出なくても
ただひたすら、真知寿は絵を描き続けるのだった。


実は、あんまり期待していなかったんだけど。
観てみたら予想よりも楽しめました。
テーマは極めて普遍的な事だと思います。
それは決して芸術家に限った話ではなくて。

人間には器があります。
それは夢や性格、思想などによって形象どられる
「その人」というかたち。

人々は少なからず、幾つかの選択肢からそれを選んで
人としてのかたちを形成して行きます。
あらゆるものの影響を吸収して、自分のなかで好ましいものとそうでないものの区別をつけながら
少しずつ一個人として完成してゆく。
この話の主人公・真知寿は「画家」という器を選んで、
その器に添うように自分の人生をシェイプしていくのだけど
彼が父の友人である画家に自分の絵を褒められたシーンの後に挿入される一文。
これが観客の心に重たい石を落とす。

「真知寿はこうして、将来画家になるという夢を持った。また、持たされた。」

父の趣味
父の交友関係
またその父から(と思しい)戴いた名前

幼い彼を取り巻くあらゆるものが、画家という夢を持たせたがっており、
果たして彼はその通りにしたのだった。

観客は思う。
真知寿の不幸に同情の息を寄せた直後に
きっと皆思うはずである。
「では自分は?」

自分の夢は果たして自分のものなのだろうか。
自分の今いる場所は、
数ある選択肢の中から選んだ道に起因する意思とは、
本当に自分自身の意志なのだろうか。

そんな疑問を観客の胸に残して、映画は終わる。
つまりこの映画は、観客に自問を促す映画なのだ。


この映画の面白いところは、主人公の真知寿に果たして才能があるのか無いのか、という点に
全く何の説明も為さないところである。
良い絵もあるし、褒められる絵もある。
でも馴染みの画商は一度も真知寿の素質について褒めることをしない。
時々「良いんじゃない?」程度の軽い褒め方はするけども、
それ以上は言わない。
その代わり、「才能無いからやめなよ」と言う事も無かった。(と思う。)

例えば真知寿がゴッホのような、「才能はあるのに認められない人」だったとするなら、
この物語は観客にとって「他人の物語」になる。
才能があるから売れなくても続けるのだ、というエクスキューズを
真知寿の人生に与える事になる。
それは真知寿にとって、そして何より観客にとっての救済なのだ。
しかし救済の手はのべられずに終わる。
何故なら救済とは答えに他ならないからである。


救われたいですか?
じゃやめときましょう。
それを踏まえてさえいれば、
結構おすすめ。

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