くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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若い頃はあそこへ足を運ぶたびに元気を絞り取られるような気がしたけど、久しぶりに渋谷へ行ってみたらやけに楽しくて、昔とは逆に元気を貰った気分。きっと若人のエナジーで動いてんだな!あすこ!
ま、映画観てきた訳ですがね。
あらすじ
いつともどことも分からぬ世界の話。按摩のオグリは大王にその腕を買われ国に留まれと誘われるが、それを断ったため殺される。
その大王に囲われていた美しい娘テルデは、ある夜意を決して暴君の下から逃げ出す。
一方オグリは「やり残した事がある」と死後の世界の番人に告げ、自分では歩く事も出来ない状態で現世に帰って来るが…
うーん。
うんうん。
分かるよ。
何つーか 何てんだろ あのね
役不足。
小栗判官の伝説を映画化する事は別に悪くない気がする。するんだけど、昔の話って基本退屈じゃないですか。…え、今のオチ?的な。だからただ漫然と映画化しても、単なる山場の無い話になっちゃったりならなかったり。いや、なっちゃってますね。今回は。
あと、まーこれは今更なんだけど役者陣が弱い。せめて、せめてフロントには本職の役者を…!
あと渋川清彦というインパクトの無さが裏目に出てて、大王つう悪役もやっぱりちょっと弱いですねー。
新井浩文も今回はちょっともったいない感じ。テルデ姫やってる草刈政雄の娘も、可愛いけど存在感はあまり無いし。そもそもオグリとテルデ姫の年齢差が始終気になって…何て言うか萌えない歳の差なんですよ。例えば20代後半男と中学生女子は萌えるけど40代男と女子高生は生々しくて気持ち悪い的な。あるじゃないですかそういうの。
それからこの人の映画は割といつもそうなんだけど、台詞が固い。ギャグもそうじゃないのも、もうちょいこう…何とかなりませんかね!
でもラストのやっちまった感は好きですねー。
あーいう、こちらを唖然とさせるような事を出来ちゃうのはとても良い。口当たりの良い、退屈な映画よりはよほど好感が持てます。
まあ私に好かれたところで何もありはしませんが。
うーん、映画としてはあんまりおすすめしませんけど。まあキャストのファンなら観ても…つっても新井浩文ファンはあんまり満足出来ないかもしれない。あんま出てこないし。
ま、主役の中村達也とか好きなら。
あと監督のファンは面白かろうがつまらなかろうが見に行くでしょう。
年を経てもなおとんがる豊田監督を全力で応援します。お帰りなさい!
あと、こういう無国籍和風ファンタジーの世界観とかデザインって一定のコードでもあるのかも知れないですけど、やけにびらびらぎらぎらしたこの感じ、最近何かで見たと思ったら「TAJOUMARU」でした。
まったく…着物くらいちゃんと着ろ!
関連エントリ
私の好きな豊田監督について
→やっぱ良いわ 「青い春」
満足出来なかった新井ファンが満足できる映画について
→結婚して! 「クヒオ大佐」
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