くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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超久しぶりに「ギルバート・グレイプ」を観た。
いやあ…何て言いますか…
例えばジョニデ=スパロウとか。デカプリオ=タイタニックとか。そういう人はいて当然だけど、でもそんな彼らにはこんな作品もあるよ!と伝えたいのがこの映画。
ジュード・ロウの「ガタカ」なんかもそうだけど、「この俳優といえばこれ!」という作品がある役者は幸せだと思います。
まあ佳作がありすぎて絞り込めない!というのもそれはそれで幸せかもしれませんが。
もうとにかくデカプリオが天使。
名演です。
今後彼にあれ以上の役が回って来るだろうか?
今となっては懐かしいジュリエット・ルイスの可愛さも最高潮。
何よりジョニデの、あのよるべのない不安と諦念を称えた眼差しが!ああ…
外から見たらハンデだらけの破綻した家族に見えるのに、内側は意外と仲の良い普通の家族。でも家族間の仲の良さには常に多少の諦めが付きまとう。この家族も例外ではない。
夫の自殺に対するショックでものを食べ続け、7年前から一歩も外に出ていない肥満の母を、難病を患い成長することをやめてしまった17歳の弟を、兄妹たちはほんの少しの諦観を愛でくるんで世話をする。
しかし子どもたちはいずれ家族という繋がりを断ち切り、世界へと出て行かなくてはならない。この物語は、主人公が「家」という呪縛から解き放たれるまでのお話。
結局、自分で足を踏み出さなければ解き放たれる時は来ないのだ。
という事ですよ。
それに何があろうが家族は家族だし。
断ち切れないのは「絆」だけ。
そんなお話です。
これをおすすめしないで何をおすすめするんだってぐらいおすすめったらおすすめ!
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