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それはそれで全然ありだと思います。
で、セックスアンドザシティ(以下SATC)はそういった類の映画なんだそうで
ま、そりゃそうだと納得。
で、SATCといえば思い出した話が一つ。
ちょっと昔、ブラッドピットがジェニファーアニストンと別れた頃のこと。
彼らの破局の原因は当時、ブラッドピットが子供を欲しがったがアニストンはキャリアを優先し子供を欲しがらなかった事だと言われていたけど アニストンはそれを否定してELLEとかで弁明インタビューをしたり、片やブラピはだんまりを決め込んだりで何とも言いがたい膠着状態だった。
そんな折、あるメディアがアメリカに住む女性を対象にアンケートを取ったという。その内容はずばり「ブラピとアニストン、どっちが悪いか?」
そもそも男と女が別れる際、どちらが悪いなんてきっかり決められるパターンはむしろ世に少ないだろうと思うんだが、まあそこらへんはゴシップの身勝手さ。ともあれ集計してみたら意外な結果が明らかになった。
ニューヨーク在住の女性の殆どが「アニストンが悪い」と答え、ジョージア州の女性の殆どは「ブラピが悪い」と答えたのである。
その他の都市ではどうだったのか、ていうか結局どちらが多数決的に勝ったのかはよく知らないが、とにかくこの二つの結論がデータから導き出されたらしい。ということを私は友人から聞いたのだが。
前述の通り、当時は子供を欲しがったブラピと子作りを拒んだアニストン、という噂があったから、キャリア重視っぽい(イメージ)ニューヨーカーがブラピを擁護するのは意外だね、なんて話していたんだけど その後はっと気付いた。
FRIENDSだ。
FRIENDSとは、もちろんジェニファー・アニストンが主演していた大人気ご長寿テレビドラマである。
笑うところで洩れなくドリフばりの観客の笑い声が入る昔なつかしドタバタラブコメディ(この言葉自体が懐かしい)。複数の男女が入り混じり、友情や愛情をとっかえひっかえしつつ面白おかしく暮らしていく日常ドラマだ。
こちらもやはり、私自身は楽しみ方がよく判らないドラマなのであるが、あんだけ長いことやってたということは、本国ではかなり安定した人気を保っていたんだろう。
というか、ジェニファー・アニストンなんてブラピと結婚でもしなければ限りなく無名な女優であったはずで、その無名の彼女が唯一世間に認知されていたのが「あーFRIENDSの人ね」というタグであったわけだから、データに影響を与える情報があったとすればこれしかないのである。もっともアメリカではものすごく有名なドラマ女優だったのかもしれないけどさ。実際このFRIENDSってものすごく長くやってた印象がある。NHKの衛星放送における番組の定着度は、海外ドラマという枠でくくったらあのERとも並ぶくらいじゃないか?
ただこのドラマ、人気はあったんだろうけども、いかんせんどことなく野暮ったい。登場人物のファッションもインテリアも、あと画質も何となく濁っていて一昔前といった雰囲気を纏っている。要するにダサいのだ。
ジェニファー演じるレイチェルもご多聞に洩れず、ダサい。いっつも服はトレーナーとジーンズみたいな感じだし、長いストレートな髪はいつもただ下ろしてるだけ。綺麗は綺麗だけど、飾り気はゼロだ。
片や「SATC」である。
ニューヨークに生きるキャリアウーマン4人の生活をメインに据えた大人気ドラマ。
主人公は売れっ子ファッションライター(なんじゃそら)で、物語のところどころに彼女の価値観が挿入される。
その一言一言は非常に開放的で奔放で下品。そういうのが売りだ。
おしゃれも恋も仕事もフルパワーで楽しむ、そんな次世代の女達のめくるめくライフスタイル。
なんか打ってて気持ち悪くなってきた。
で、このドラマの登場人物は4人。いずれも押しも押されぬキャリアを持つセレブリティ。
いつも高そうな服を着て、そこはかとなく生活に対する余裕を感じさせるアイテム(すげーちっせー犬とか)
をさらっと片手にしつつ颯爽とニューヨークのアッパーイーストサイドを闊歩する。
流行最先端のバーに集まったりしながら、交わされるのはいつも変わらぬガールズトーク。
いくつになっても女の子は女の子。恋の話題には目がないのである。
なーんつって。
ともあれ、時には笑い、時には泣き、時には苦悩する、そして立ち上がる女の(幸せかはともかく)充実したアーバンライフが描かれる本作。洗練された一つ一つのディティールは明らかにFRIENDSとは一線を画す、どころか はっきり言って両極端に位置すると言っても過言ではない。「おしゃれっぽさ」にかけては非の打ち所が無いわけである。が。一つだけFRIENDSに負けている点がある。
それは主人公の容姿だ。4人のうち2人は、お世辞にも「美人」とは言えない程度のビジュアルなのである。
ていうかメインのキャリーがフォローできないほどの不美人。ここがずっと私は不思議だった。
不美人をキャスティングすること自体もさることながら、あの人が「不美人である」という点について、製作者側はもちろん視聴者側も殆どと言ってよいほど触れないという状況も不思議でたまらなかった。
まあ、キャリアウーマンでおしゃれなファッションリーダーで充実した生活をしているニューヨーカーで
それでさらに美人じゃできすぎてて感情移入できないか。
まー要するに田舎くさくて野暮ったいFRIENDSよりもニューヨーカーはSATCを見ていたからジェニファーに同情心が沸かなかったんじゃないの~って話なんですが
しかし可愛いけど野暮ったい田舎の子とバリバリ垢抜けキャリアウーマン(不美人)だったらそりゃ私だって田舎娘取りますわな。可愛い可愛くないはともかく、あの女たち怖いもん。
実際のところ、ニューヨーカー達がSATCを絶賛しているのかどうかは知らない。どうもニューヨークっていいな、住んでみたいな、そう思っている人が見るドラマなのではないか。という気もする。
それでもまあ、女だてらにキャリアばりばりで頑張っている女性達からすれば、ドラマ女優という立場で世界のマネーメイクスター、ブラッド・ピットをゲットしたにも関わらず、「キャリアを優先したい」という理由でそのブラピと別れたジェニファー・アニストンという存在にはちょっと複雑な思いがあるのかも?と邪推するのも不可能ではないというか何というか。「言うほどのキャリアかよ!!」くらいは思ったんじゃないか。ていうか私が思った。
まあ実際のところ、離婚の理由なんて本人達にしか分からないんだし、他人がやいやい言うこっちゃないけど。SATC映画化かー、ということで、書いてみました。
しかし「ガールズトーク」ってさすがに無理があるよな。