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くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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だった。と聞いてはいたけど
いやいやそれにしても確かになかなか。



上映中には見逃していた「ぐるりのこと。」と「歩いても歩いても」が予想以上に面白かった。この2つが立て続けに上映されたのは凄い。この他に「実録 あさま山荘事件」や「トウキョウソナタ」「その日の前に」なんかも2008年作品です。後の2つは未見。

「ぐるりのこと。」は、一組の夫婦と 彼らを取り巻く人々、出来事、事件を静かに描いた映画。物語の始まりを1993年に設定した点と、リリーフランキー演じる夫の職業を法廷画家にした点が、劇中を淡々と過ぎる時間の流れを観客に実感させる良い仕掛けになっている。
幼女誘拐殺人事件や、京都幼稚園幼児殺人事件など、実在の事件と犯人をモデルにしているであろう裁判の様子が、劇中に何度か登場する。宮崎勤や宅間守を意識した犯人も出てくる。ちなみに前者は加勢亮、後者を新井浩文が好演。新井浩文は「青い春」で青木を演じてた時に「この子良いなあ」と思ったまま忘れていて、久しぶりに見たけどやっぱり良い役者だった。
主役の木村多江がいかにもアドリブ効かない真面目な女、を上手く演じていた。リリーはやっぱりさほど演技は上手くないものの、天性の屁理屈男ぶりを存分に発揮していて結果的にはよし。
というか結局リリーを立てる映画だった気もする。

しかしこの、静かな中にどきっとさせる表現を潜ませた独特の、いかにも日本らしい感覚は良かった。
おすすめ。

関連エントリ

2008年邦画二台巨頭の雄はこちら
壮絶ホームドラマ 「歩いても歩いても」
加瀬亮もちらっと出てます
爽快だ! 「パッチギ!」
新井浩文のファースト・ベストアクト(私の中で)
やっぱ良いわ 「青い春」
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