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くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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こないだ凄い気になったこと。

TBSの「王様のブランチ」は映画コーナーだけ結構毎週見てる。
んでこないだちらっと見た時、「なんちゃって映画」だか何だかと銘打ち特集を組んでいたんだけど。

例えば「ALWAYS 三丁目の夕陽」に対する「ALLDAYS 二丁目の朝日」だとか。
「ホームレス中学生」に対する「ホームレスが中学生」だとか。
「少林少女」に対する「少女老女」だとか。
(しかしオリジナルも酷いラインナップだな)

当たった作品にあからさまに似せて作られた作品のことをそう呼んでいるらしいのですが。

その特集であろうことか「20世紀少年」のなんちゃって映画として「26世紀青年」を紹介してるのを見た時は思わず叫んでしまいました。
いい加減な事ゆーな!

idiocracy.jpg
原題の「Idiocracy」は「idiot」(ばか)と「~cracy」(~主義)からなる造語。
きちんと考えてつけられてる題名があるんだから、邦題にもそれを生かす努力をしろよと思う。


「26世紀青年」が作られたのは2006年で、「20世紀少年」の映画化は2008年だし、そもそも「26世紀青年」は日本で勝手に付けられた邦題であって(原題は「idiocracy」)制作者が「20世紀少年」を模倣した訳でもないのになんちゃって映画とはなんたる無礼!
第一映画としての質で言えば「20世紀少年」の方がよっぽどなんちゃってだっつーの。


この作品に限らず、DVDスルーのコメディ映画に付けられてる邦題は酷いものばかりだというのは有名な話で、こーゆー日本のムーブメントに無理やり乗っかるような類のやつは特にパッケージを見るだにお寒い気分にさせられる。「バス男」とか。あれも映画は面白かっただけに気の毒だ。

napoleondynamite.jpg
こちらの原題は主人公の名前である「Napoleon Dynamite」。


ていうかこれらの邦題をつけた人は戦犯だよ。絶対名前のせいで見る人減ってる。


んで、邦題は当然実際の内容とは全く関係が無いし、「20世紀少年」との実質的共通点などもちろん皆無なのをまずいと思ったのかどうなのか、ナレーションで「26世紀青年」主役のルーク・ウィルソンを「アメリカの唐沢寿明的俳優」と紹介する始末。唐沢寿明的って何だ…

ルーク・ウィルソンといえば天才マックスの世界(これも酷い邦題の一つだ)やロイヤルテネンバウムズなどのウェス・アンダーソン作品をはじめとして、キューティ・ブロンドやチャーリーズエンジェルなどのメジャー作品にも出演している俳優。同じく俳優であるオーウェン・ウィルソンの実弟だ。唐沢寿明かどうかは知らんけど、きちんとした俳優さんである。

2b5ddd66.jpg
「天才マックスの世界」より。これの原題は「RUSHMORE」。主人公マックスが通う学校の名前。ていうかマックスは別に天才じゃない。

脇を無駄にタレントやらお笑いで固めて、資金の無駄遣いに精を出した漫画原作の三部作(*1)に比べりゃ「26世紀青年」はよっぽどちゃんとした映画だよ!と久しぶりにテレビの前でイライラした。


ムカつくので投書でもしたろうかしら。
ああ!腹立つ!

*1 ソース→総製作費ナント60億円!!!!ベストセラーコミックついに実写映画化! 豪華ビッグキャスト勢揃いの映画『20世紀少年』製作報告会 (2008/05/11)

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