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くしゃみしたらヘッドホンはずれた
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鬼!鬼監督!!

あのね…この映画ね…
お勧めしません…
辛すぎる…悲しすぎる…
カタルシスなんかありませんよ。
いや、あるにはあるけどそれはあくまでランディの中にある感情の爆発であって決して観客のために用意されたカタルシスではない。ないと思う。
あと、ミッキーローク相当情けないですよ。リアルにクるもんがありました。

ただ、時々チラッと見えるあの目が!かつてのモテぶりを力ずくで納得させるあの視線が!あああああラーンディ!ラーンディ!

そーゆー目を見せるのは決まってリングの外にいるランディなんだよね。


またこーゆー話になって申し訳ないんだけど、明らかにこれは漢映画であって私の出る幕じゃございませんです。
ただ私に出来たのは、リングの外の、現実に苦しむランディに胸をときめかせるだけで。マリサ・トメイに完全シンクロした挙げ句リングの外に置いてけぼりにされるだけで。

…いやそれも相当におこがましいんだけど…マリサ・トメイの裸凄かったし。年を経た美しい裸って若くて美しい裸よりも迫力あるなあ。

とにかく相当に覚悟のいる映画でした。
見に行く人は意識かなり持ってかれる(と思う)ので気をつけてね。
号泣して終わり。みたいな映画じゃないからね。


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去年くらいからずっと待ってた「レスラー」がついに封切り!ああああああ

加えてポイントも溜まり次来るときは無料で一本見れるんだー わーい今日はヨイヒだな!
109シネマズのポイントも溜まってるので今日あと二本見て帰っても良い訳だなつまり。
でも「レスラー」の余韻に浸りたいのでそんなことはしねーぜ。

ああああああと20分だああああ



具合悪くて早退はしたが早く帰宅したらしたで色々めんどくさいなーつーことで時間潰しに映画見てきた。時間的に消去法で残ったのが「ラスト・ブラッド」…いやいやいや。

日本のアニメ「BLOOD-ザ・ラストヴァンパイア」を映画化した本作。セーラー服着た猟奇的な彼女が日本刀でばっさばっさと人間に化けた鬼(映画での表記は「オニ」)をちぎっては投げちぎっては投げる。って書くと結構面白そうだな…

んでまあほんと言う事も無いんだけど…
これは原作知らんから何とも言えないが学生服で鬼退治する鬼って時点で「鬼切丸」だよね。

前半の、あのいかにも「デフォルメされた日本」的な箱庭感を大事にしてればもうちょっと面白かったかもね。ぐらいしか感想ありません。強いて言うなら主役の髪が何かシャンプーしてない感強かったのと、ワイヤーアクションはやっぱり個人的にはピンとこないなあ。くらい。

フルCGなモンスターにはもうちょっと金をかけた方が良かったと思います。LORのゴラムを思い出した。

あと小雪はやっぱ登用を控えた方が無難。あの人のテレビ臭さは異常。

今日観てきた「スター・トレック」がめちゃくちゃ面白かったのは昨日これを観たおかげもちょっとあるかもしらん。だとしたら感謝しなきゃ!うっそ!
つかこの映画がこんなにつまんなかったのは早退したくせに映画観に行った私に神様がばちを当てたせいに違いないので、悪いことした自分を罰したい真面目な人以外にはお勧めしません。
でもネットで感想探したら結構誉めてる人多くて不安になっちゃったぜ…
私の中では「ソドムの市」以来の星一つ映画なんだけどなあ…
(「ソドムの市」だって別につまんなくて星一つってわけじゃないし)




いつの間にか文庫になっている!
結局これ最後まで読んでないや。
電車で席が一個だけ空いて、そんで座りなよって言い合ってるカップル。

んで結局男が座りやんの。
隣に立ってちょっとまごまごしていたサラリーマンに「あんたが座るべきだったよ。私だけは分かってるよ。」と心の中で語りかけといた。

「カップル専用車両」作りゃ良いのに。満員電車で彼女を庇う男の腕が邪魔なんだよ。王子気取りなら馬でも乗ってろっつーん!バーカバーカ!

ふう。(賢者タイム)


これ飲みながら観た。ミルクだけに!
でも有楽町のナチュラルハウスにはフツーの牛乳が無くて豆乳だけは数種類取り揃えてあんのおかしくね?これがマクロビオティックなの?


「マイノリティ」というバッヂを胸に刺して歩けるのは、かつてその胸に深い傷を負った記憶を持つ者だけだ。
全ての人間に希望を与える為に全身全霊をかける事が出来るのは、他ならぬ自分自身がその希望を欲したが故だ。

昔高校で政治経済の教師が、「政治に"BEST"は無い。あるのは"BETTER"だけで、われわれに出来るのは その時々に選択しうる"BETTER"を模索するだけ。」と私達に教えた。
だとするなら、ハーヴェイ・ミルクが市会議員として行ったその全ては、常に自分以外の誰かにとっての"BETTER"を押し付けられ、またそれを甘受するという選択肢しか無かったマイノリティの人々に、初めて「NO!」と言う方法を教えたという事に他ならないのではないか。

「君は短期間のうちに候補者として認められようとしてるが、それは無理だ。市民に受け入れられるにはある程度の時間が必要だよ。」
そう忠告した男にミルクは言う。
「候補者は僕ではなく、活動そのものだ。僕はその活動の一部でしかないんだよ。」
彼はその事を証明した。彼自身の死によって。

彼を支持し、彼とともにカストロ地区―ここはハーヴェイ・ミルクが政治家としての一歩を踏み出すきっかけとなった場所であり、彼の行動によってアメリカ中のゲイが集まってくる、いわばメッカ(聖地)となっていた―を行進し、彼とともに憤った人々が、今もマイノリティの権利を守る為の活動を続け、そして彼ら自身が今や自由を希求する運動のアイコンとして世に知られる存在となっている。彼らこそが、ミルクの残した「生ける足跡」となった。

しかしこの映画が真に誠実なのは、常識やマジョリティの権力に苦しめられ、それらからの解放を求めて活動してきたミルク自身が、民主主義におけるマイノリティの持つ絶対的価値―マイノリティという名の「聖痕」をかさに政治的な敵を排除しようと動いた事をはっきりと描写している点である。
「君には訴える要素がある。ゲイである、マイノリティであるという要素が。僕には無い。君が羨ましいよ。」
ミルクと対立する市会議員、ダン・ホワイトに向けられたこの台詞をミルクは否定したが、皮肉にも彼自身がこの言葉の持つ多少の正当性を証明する事になる。
次々と革命的に条例を可決させ、一躍時の人となるミルクとは逆に、公約も守れず一向に効果を出せない事を苦にしてダン・ホワイトは辞表を出すが、市長は彼を思いとどまらせ、再び市会議員に戻るよう勧める。
当時の市長はリベラルで、ミルクの運動にも協力していたため、宿敵であるホワイトを庇う市長の行動にミルクは腹を立ててこう怒鳴ったのだ。

「ホワイトを再び市会議員に任命してみろ、アメリカ中のゲイはあんたに背を向けるぞ!」

そして皮肉にも―いや、物語としてはこれ以上ない「正しさ」とも言うべきか―この言葉がダン・ホワイトの持つ拳銃の引き金を引く事になる。撃鉄を起こす音はまさしく、ハーヴェイ・ミルクの弔いを告げる鐘の音。

これは ある一人の政治家、ハーヴェイ・ミルクの人生最後の八年間を語る映画ではない。
それはこの映画の一部に過ぎないし、ではこの映画とは何か?と問われても、その答えを私は持たない。
月並みな言い方になるけど、それはこれを読んだ人達が自ら映画館に足を運び、自分の目でこの映画を観る事でしか見つからない。
私には関係の無い事だ。 もちろん、この作品を見たあらゆる人の感想は知りたいけど。

ただ、各々が各々の言葉で語る事でしか「運動」は起こらない。ちょうど劇中でミルクが、仲間の運動家に語ったように。

「メモを見ずに、自分の言葉で、彼らの怒りを代弁するんだ。」

それは彼らに残された唯一の戦う手段であり、また同時に我々が世界を動かす最初の手段でもあるのだ。


もっと早く観るべきだった。
力強くオススメ!
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